漢方について
こんにちは。今回は最近勉強している漢方について少し話していこうと思います。
まず始めに漢方とは植物や動物、鉱物などの自然の素材から作られるさまざまな薬効を持った生薬を症状や病態に応じて組み合わせたものです。
漢方処方する際に対する考え方は基本的には東洋医学に準じた考え方であり、気・血・水といわれるものに対して作用します。では気・血・水とは何なのか。皆さんはあまりなじみがないと思いますのでそのあたりを軽く話していきます。
まず気とは、人体を構成し生命活動を維持するものであり生命活動の原動力となります。
次に血とは、脈中を流れる赤色の液体で豊富な栄養分を持ち全身の組織や器官を養っています。
最後に水は、血の素材となったり全身を循環し皮膚や筋肉に潤いを与えたり、汗、涙、唾液などとして現れたりします。また関節や臓器、脳などにも潤いと栄養を与える役割があります。
そしてこの3つの物質は相互に作用しあう関係にあります。
これらの作用を踏まえて患者さんの症状や病態、脈の状態などを診て最適な漢方の提案を考えていきたいと思っています。