脊柱について

こんにちは。今回から背骨についてお話していこうと思います。

普段背骨といわれているものは専門的には脊柱と呼ばれ、身体の中心の柱となっています。
脊柱は首に位置している頸椎部分、胸の高さに位置する胸椎部分、腰の位置に相当する腰椎部分、骨盤を形成する仙骨及び尾骨からなります。
頸椎は頭を支え、胸椎は肺や心臓を納め、腰椎は荷重を支える、というようにそれぞれの部分で役割があります。

また脊柱は身体を支える役割のほかに、神経系の保護をする役割もあります。
神経は脊柱管という穴を通って最終的には全身に張り巡らされます。

全体として脊柱を見た場合、正面では真っすぐ並んでいます。
一方横から見た場合では、脊柱は下方から上方へ4つの弯曲を含んでいます。

① 仙椎の弯曲。この弯曲は後方に凸である。
② 腰椎の弯曲。この弯曲は前方に凸であり、時に強調される。この場合を前弯の増強という。
③ 胸椎の弯曲。この弯曲は後方に凸である。とくに強調された場合は胸椎後湾と呼ばれる。
④ 頸椎の弯曲。この弯曲は前方に凸である。一般に胸椎後弯が大きいほどはっきりしている。



今回は脊柱について簡単なお話をしました。
次回以降もう少し掘り下げてお話していこうと思います。


2022年10月09日