三焦の病症について

こんにちは。今回は三焦の病症について書いていこうと思います。

前回三焦は上焦、中焦、下焦の三つに分かれているというお話をしましたので今回もそれぞれの病症について書いていこうと思います。

上焦の症状
肩が凝り、首筋から後頭部にかけて引っ張られる。
頭痛、頭重、上気、めまい、健忘などの神経症状が起こる。
また心悸亢進や息切れ、胸内苦悶を起こしやすい。

中焦の症状
下腹部より上腹部に逆流するようになる。
または心窩部が何となく痞えたようになる。
胃腸の具合が悪くなり、時には嘔吐したり下痢したり腹痛を起こしたりする。
また乗り物に酔いやすくなる。

下焦の症状
何となく倦怠感を覚え元気なく、仕事をするとすぐ疲れる。
腎の力が減退し臍の下の力が抜け下肢の弾力が抜けている。
大抵生殖機能の減退を伴う。
女性は月経不順、月経痛、不妊症、子宮分泌物の増加、子宮位置異常とこれに伴う下腹部の牽引痛や冷感、腰部から下肢へかけての冷感または疼痛などを引き起こす。
男性では下腹部の強張り、下肢の無力、腰及び足の神経痛、冷え性などを引き起こす。

以上が三焦におけるそれぞれの病症となります。

それぞれ特徴的な症状が現れることがわかると思います。

今回は三焦の病症について書いてみました。

2022年08月05日