低血圧に対する漢方

こんにちは。前回は高血圧が気になる方に対する漢方薬として大柴胡湯についてお話しました。
今回は低血圧、特に女性特有の貧血傾向にかかわる低血圧、めまい、冷え性を改善する効果が期待される当帰芍薬散という漢方についてお話しようと思います。


この当帰芍薬散ですが血や水が停滞してしまうような比較的体力が低下している人の婦人病に幅広く用いられています。
その他、貧血傾向、手足の冷え、軽度の浮腫、腹痛などを目標に用いられることもあります。

また循環器系の疾患に対する応用として、貧血症、低血圧症、脳血管障害、脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、動悸などに用いられる場合があります。
最後に当帰芍薬散の副作用についてです。主な副作用として発疹、痒み、胃の不快感、食欲不振、悪心嘔吐、下痢、腹痛などが報告されているそうです。


今回は低血圧に関する漢方薬として当帰芍薬散についてお話しました。

2022年08月05日