気の病態について

こんにちは。以前の投稿で気の作用についてお話ししました。今回は気の病理についてお
話ししようと思います。
まず病態としては大きく2種類に分けることができます。
1つは気の不足による病態。もう1つは気の滞りによる病態です。さらに細かくみていく
と下の図のようになります。



次に症状についてお話しします。
気の不足による主な症状は倦怠感・無力感・めまい・息切れ・汗が出やすくなるなどが挙
げられます。さらに気の不足が深刻化すると胃下垂・脱肛・慢性的な下痢などの症状も出
てきます。
次に気の滞りによる症状はお腹が張るような感覚や痛み・胸肋部痛・抑うつ感などが現れ
ます。また気逆と呼ばれる病態になると怒りやすくなったり頭痛やめまい、喘息が出たり
吐き気を催したりします。
今回は気の病理についてお話ししました。いずれ血や水についてもお話ししていこうと思
います。


2022年08月05日