気について

こんにちは。以前のブログで漢方についてお話しした際、気・血・水の概念を考慮することをお話ししました。今回はその中でもに焦点を当ててお話ししていこうと思います。
まず気の作用についてですが5つあるとされています。それぞれ簡単に説明していきます。


1つ目:人体の成長、発育や生理活動、新陳代謝を促進する働き(推動作用)
2つ目:人体の組織や器官を温め体温を保持する働き(温煦作用)
3つ目:血や水をつなぎ留め、やたらに流失するのを防ぐ働き。正常な分泌や排泄を維持する働き(固摂作用)
4つ目:外からの病原体の侵入を防御する働き(防御作用)
5つ目:各種の変化を起こす働き。飲食物から気を生み出したり、気から血や水を生み出す作用(気化作用)

これら5つが気の主な作用と言われています。
この気と呼ばれる物質が身体中に満ちて正常に働くことで人体を構成し生理活動の原動力となっているのです。

2022年08月05日